社会課題と団体への思い

子どもの居場所・子育て支援の視点から

 

 

そらいろコアラ 共同代表

 

とりかい よもぎ

鳥飼 蓬子

 

わたしたちについて

わたしたちは、小児科医や、助産師、保育士、その仲間たちでつくる団体です。弁護士や、コンサルタント、学習支援のNPOなど、多様なフィールドで活躍している仲間も集まって活動しています。

誕生日を祝ってもらったことのない子どもたち

わたしたちの母体は「サバイバルネット・ライフ」という認定NPO法人()です。貧困や家庭内の暴力などの多くの困難を、強くしなやかに生き延びてきた女性や子どもの支援を行っています。

そこでボランティアを続ける中で、「誕生日を祝ってもらったことがない子どもたち」がいることを知りました。

サプライズで用意した誕生日ケーキを前に、「笑顔で火を吹き消す」こともなく、どうしてよいのかわからないという表情でロウソクとケーキを見つめる、誕生日間近だった3人の子たち。彼らにも、「特別な日」の経験を贈りたい、とボランティアたちでイベントを行ったのが、この団体のきっかけです。

 

それ以来、子どもが子どもらしくいられる安全な居場所、そして「あなたは特別な・大切な存在だよ」と伝えられる機会を、子どもたちの生活の中につくりたくて、私たちに何ができるかを考えてきました。

「助けて」の声に、気づく大人を増やす

子育てでもなんでも、
ふっと一息つける時間や場所があったり、
少し助けてといえる人がいたり、
見守って・手を差し伸べてくれる人がいるだけで、
うまくいくことがあります。
虐待や、ネグレクト(育児放棄)を、防ぐことができます。

その「助けて」の声に気づける人と、
その声をキャッチするためのポケット(安全に・安心して、過ごせる場所)をつくることが、
この団体でやりたいことです。

子育てを、地域にひらく

ひとりで抱え込まず、周りの人と助け合って子どもを育てる。
子どもたちが安心して、子どもでいられる。
その子どもたちが将来安心して、子育てができる。

そんなちいきをひとつでも増やすために、
そのための仕組みや、居場所、仲間を、つくって・広げていこうとしています。

 

 

仲間や支援、アドバイスを、必要としています。
実際に子育てをされている方や妊産婦さん、子どもたちの生の声も、何よりも大切です。
メールやTwitterFacebookInstagramから、ぜひ声をかけてください。

 

 

※注: サバイバルネット・ライフは、2020年現在は任意団体